親知らず|品川駅の歯科・歯医者【カームデンタルクリニック高輪】

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親知らずとは

親知らずは、永久歯でも一番最後に、歯列の一番奥に生えてくる歯です。前歯から数えると8番目の奥に当たります。生える時期は、個人差はありますがだいたい18~20歳ごろです。
大人になってから親が知らないうちに生えてくるため「親知らず」と呼ばれていますが、「智歯」と呼ばれることもあります。
最近、硬いものを食べなくなり噛む回数も減ってきたことから、日本人の顎は細く小さくなってきました。それとともに永久歯が並ぶスペースも少なくなり、よく親知らずが生えるスペースが足りなくなるようになりました。
そのため、親知らずが横向きや斜めに生えることも多く見られます。それとともに痛みや腫れが起こったり歯列を押すなどのトラブルも起こるようになり、親知らずの抜歯が増えてきています。

親知らずの生え方

  • まっすぐ

    まっすぐ生えていて向かい合わせの歯ともかみ合っていれば、たいていは抜歯する必要はありません。親知らずはお口の奥にあるためむし歯になりやすいので、丁寧にブラッシングするように心がけましょう。

  • ななめ

    親知らずが斜めや横向きに生えてくると、隣の第二大臼歯を押して歯並びが悪くなったり、第二大臼歯との間にすき間ができてむし歯が起こりやすくなります。この場合は抜歯がおすすめです。

  • 埋まっている

    親知らずは、横向きで生えかかったまま生えて来なくなることもあります。放置しておくと、隣の第二大臼歯の歯の根や周りの骨を溶かしてしまうこともあるため、早めに抜歯した方がいいでしょう。

親知らずを抜いた方がいいケース

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すでに炎症などのトラブルが起きている

親知らずが横向きや斜めに生えたり、半分だけ生えた状態になると、歯と歯のすき間や歯と歯ぐきの間が磨きにくくなり、歯ぐきに炎症が起こることがあります。これを「智歯周囲炎」と言います。智歯周囲炎が進行すると、膿が出たり痛みで飲み込みづらくなります。さらに外から見ても顔が腫れて見えるようになり、熱が出たり倦怠感が起こるなど全身にも症状が出るようになります。親知らずのまわりが腫れていると感じたら、親知らずを抜歯しできるだけ早く治療を進めましょう。

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むし歯・歯周病のリスクが高い

親知らずはお口の一番奥にあるため、磨きにくいのが特徴です。横向きや斜めに生えると、隣の第二大臼歯との間にすき間ができやすくなり、隅々まで磨くのが難しくなります。そのため、親知らずや隣の第二大臼歯にむし歯ができたり、親知らずのまわりの歯肉には歯周病が起こりやすくなるのです。
親知らずがまっすぐ生えていてかみ合わせもよければ基本的に抜歯はしませんが、むし歯や歯周病を起こす原因となる場合は、抜歯も1つの選択肢となります。

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歯並びに影響を与える可能性がある

横向きや斜めに生えたり、歯ぐきの中で横向きになったまま生えてこない親知らずは、隣の第二大臼歯を押すことが珍しくありません。親知らずが生えるまではきれいな歯並びをしていても、親知らずによって押されることで歯並びが変化して、悪い歯並びになることがあるのです。さらに歯並びが悪くなることで、かみ合わせも変わってしっかりとかみ合わなくなることもあります。
そのため、親知らずによってトラブルが起こっていなくても、歯並びやかみ合わせへの影響を考えて抜歯する人もいます。

親知らずを残しても問題ないケース

親知らずが生えたら抜歯するものだと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、親知らずがまっすぐに生えていて、かみ合わせもよく、毎日隅々まで清潔にできるのであれば、抜歯する必要はありません。
また、親知らずが歯ぐきの中に埋まったまま生えてこなくても、隣の歯の根や骨に影響しないのであれば、抜歯しなくても問題ないことがほとんどです。
ただし、時間が経つにつれて親知らずが少しずつ動いたり生えてくることもあります。親知らずを抜歯しない場合も、定期的に歯科医院でチェックして放置しても大丈夫かどうか確認しておくといいでしょう。 親知らずが気になったら、お気軽にご相談ください。